おはようございます!

営業の澤野です。

 

なにはなくともこの時期の天敵は「乾燥収縮ひび割れ」です。

時期的には梅雨ということで夏前の感覚ですが、

生コンにとっては真夏とさほど差がないのが今の時期です。

 

コンクリートは乾燥すれば収縮するものなので、

いかにコンクリートの乾燥収縮量を小さくするかが基本となります。

その方法としては、コンクリートの配合上と施工上の対策があります。

①単位水量を出来るだけ少なくする。

②収縮が少ないセメントを使用する。

③密度・吸水率・粒度などが所要の品質を有し、骨材自体の乾燥収縮率が小さいものとする。

④収縮低減剤や膨張材などを適切に使用し、乾燥収縮量を小さくする。

⑤施工欠陥を生じないよう均一なコンクリートを打設する。

⑥打設後は湿潤養生を行い、急激な温度変化が生じないようにし、直射日光や風があたらないように十分養生する。

⑦型枠はできるだけ長く存置する。

以上は基本的な対策ですが、①の単位水量を少なくするための方法として、

「流動化剤」を使用する、という方法があります。

配合スランプを12など単位水量が少ない配合にして、

ワーカビリティは流動化剤を添付してあげるという方法です。

スランプ18を12にすると生コン単価が400円下がります。

そのスランプ12の生コンをスランプ18にするのに流動化剤代で700円かかります。

その差額300円ですが、300円で気軽に乾燥収縮対策が出来ます!

是非一度、試してみてください(^_^)v